2016年6月8日水曜日

テッポウエビモドキ Betaeus granulimanus Yokoya, 1927

千葉県のとある磯で採集しました。
よく知られているテッポウエビの音をならすことができません。
写真は少し加工してあります。
















Betaeus属は16種報告されており、日本では2種が報告されています。

B. granulimanus Yokoya, 1927
B. gelasinifer Nomura and Komai, 2000


この2種は、第一胸脚の掌節で判別が可能です。
・掌節腹側に浅い窩がある。
・掌節表面に顆粒状の突起がない。
この2つの形態的特徴をもつのがB. gelasinifer となります。

B. gelasinifer もいつか採集して比較したいと思っています。

間違い等ありましたら訂正致します。

<引用文献>
A. Anker & J. A. Baeza, 2012
Molecular and morphological phylogeny of hooded shrimps, genera Betaeus and Betaeopsis (Decapoda, Alpheidae): Testing the center of origin biogeographic model and evolution of life history traits.  
Molecular Phylogenetics and Evolution. 64,401–415.     


Nomura, K & Komai, T, 2000
A new alpheid shrimp of the genus Betaeus from the Pacific coast of central Japan (Crustacea: Decapoda: Alpheidae). Crustac. Res. 29, 45–57.

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